腸内環境を改善するためには

健康なからだには、健康な腸内環境にすることがとても重要です。
常時、数百種類以ある腸内細菌をバランスの良い状態に保ち、免疫力を高めエネルギーの代謝率をあげるなど体全体の働きを調節してくれるのが腸内環境(腸内細菌)です。
そのため、悪玉菌が増えすぎると腸内環境が悪化し、便秘や下痢、肥満や肌あれなどのさまざまな不調の原因を引き起こします。
腸内細菌のバランスを整えるためにはどのような事をすればよいのか、どのように改善して行けばよいのか考えて行きたいと思います。

 

腸内細菌全体のバランス整える役割を担っているのが有名なビフィズス菌です。しかしビフィズス菌は、年齢と比例して量が減って行ってしまいます。ビフィズス菌を元気に保つことは腸内環境を改善するための重要なポイントであると同時に加齢にともなう不調の原因の改善になり、病気の予防につながります。

 

 

・まず、野菜をたくさん食べましょう。
日本人にとって肉をよく食べるようになることにより、野菜の摂取量が減ってしまいました。とくに和食を食べない事でホウレンソウや小松菜などの緑黄色野菜や、大根・人参・牛蒡などの摂取量が激減していると言われています。
緑黄色野菜は大腸がんのリスクを低下させると言われているのも腸内環境が改善されるからです。食物繊維は便通を良くするので腸内細菌にとてもよい効果を与えます。
厚生労働省は1日あたり350g以上の野菜を摂るように促していますが生野菜などで摂るのはとても大変なのでスープや鍋ものなど火を通すと大量に摂りやすいと思います。
それと同時に動物性脂肪を多く含む食品を食べすぎないようにしましょう。欧米人やアメリカ人はお肉を多く食べるイメージがありますが、やはり大腸がんの発症率は高いのです。日本人はそれでなくとも腸がもともと動物性脂肪に適していないので同じように食べていては大腸を悪くするのは必然的と言えます。動物性脂肪は、悪玉菌の元となるインドールやアンモニアなどの腐敗産物を作り出します。

 

・次に、運動をしましょう
年齢を重ねれば重ねるほど運動不足になりがちです。運動不足は肥満になりやすく、大腸がんの発症リスクを高めることになります。
お手軽なのはウォーキングやジョギングです。1日約1時間もやれば充分です。なるべく毎日やることを心がけましょう。それと同時にお腹周りの筋肉を動かすことも重要です。
簡単な腹筋運動やお腹をねじる運動などすれば腹筋が鍛えられるだけでなく腸の中も刺激され排便機能などが高められます。

 

・最後に、お酒は適度に
喫煙とともに、過度のアルコール摂取は大腸がんをはじめ、さまざまながんの発症リスクを高めます。
「アルコールを飲み過ぎると下痢になる」という方は多いはずです。大量のアルコールの摂取は腸に負荷を与えます。下痢がもたらす脱水症状は、腸内細菌のバランスが崩れることから来ています。お酒を飲む量を1杯減らして、ヨーグルトドリンクやお酢のドリンクなどの発酵食品を摂るとより良い腸内環境になると思います。

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